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ORANGE

前回の「℃@sual ëvëryday」で言っていた曲です。

まず、このタイトル。何で「ORANGE」って題名なのかといいますと、元々「the pillows」というアーティストの様な唄を創りたいなっと思って、そのpillowsが愛用してるアンプが「ORANGE」というモノでそこから来ています。なので創り始めた当初は歌詞の内容と何も被ってなかったんです。

まあ、pillowsみたいな唄が創れたかと聞かれると出来てないんでしょうね。不思議っすよね本当に。多分、知識とか技術があってもその人たちにしか出せない「音」ってのがあるんですから。今回創ったコイツもニコ動の方でオルタナティブなんてタグ付いてましたしw

歌詞の内容。今回のこの唄で伝えたいのは『変わる事は難しい。変わらないでいる事はもっと難しい。』という事です。

順番に説明してみましょうか。まず一番Aメロから。「誰よりも光りたい。あのオレンジの様に」この一番には「何も出来ない幽霊みたいな僕が、誰にでも見える様に光ってやる」という話を想像し創りました。てか俺。ここのオレンジというのは、太陽の事ですね。

Bメロ「手を振っても帰る事はない」、まあ幽霊みたいな存在にされてんだから手を振っても返す奴もいないって事ですね。要するに孤独。

「傷隠しの右手リストバンド 手首の線のオレンジが やけに綺麗に流れる」ここはつまりリストカットしてます。自殺未遂みたいなね。

何故、右手リストバンドなのかといいまと僕が左利きなんでリストバンドとかするなら右手なんですよね。この唄は自分と重ねて唄ってるって事を表したかったんです。あ、リスカとかはしたことないよ。痛そうだし、まず俺先端恐怖症だから。うん。んで、ここのオレンジは血の事ですね。赤じゃねって思うんですが、調べるとオレンジ色の血もあるとかないとか。あ、リスカしてる理由はですね、まあ「自分が居ても居なくてもどっちでも良い様な現状に嫌気がさしたから」って簡単に言うとそんな感じです。その癖、血がやけに綺麗に流れるから生きてるって思い知らされるんですよね。

サビ「溶ける様に 君と僕を拒んだ 醜い影」。この世間で生きれる様に、この世間に合わない自分を否定して、世間に溶け込もうとする。そんな中でも必死に周りと違う、自分にも何か出来る。力はある筈と自分と同時に世間を相手を否定した。結局、中途半端な醜い影みたいな存在。まんま僕ですね。特に高校生ん時の何かしたいって思ってる癖に何もできない無力な自分と重なってました。

「鬱陶しく 眩しく見えないのは 僕と変わらない」。Aメロで出た太陽って、眩しくかけがえのない存在の癖に、いざ見ようとすると眩しすぎて見えないし、鬱陶しくなってくる。それって幽霊みたいな存在でみんなにちゃんと見えてない僕と何ら変わんないじゃないかなっと思いまして、違うのはいる場所だけで。じゃあ、結局どうしたらいいんだ、どんな風になればいいんだっていう葛藤を込めました。

二番Aメロ「誰もが変わりたいらしい。現状を認めたくないから」。まあ、「俺はこんなもんじゃねえぞ、俺の力はもっと凄い筈なんだ」って誰もが夢半ばで思ってる事だと思うし、そりゃそんな事思ってれば、昔夢見ていた景色とは違う現状なんざ認めたくないですよね。

Bメロ「殻を破るなんて出来ないよ、変わらないモノ 大事さ 知らない」。認めたくない現状から必死に変わりたいって思っても空回りするだけで、そういう人に気づいてほしいんです。変わりたい変わるっていう前に進む進もうとする気持ちも大事。だけど、その前に昔、夢を持った時の自分、純粋な時間とか、ひたすら笑ったり泣いたりしたような瞬間とか、そういう変えたくないモノ、変わらないで持ち続けていたかった事を思い出して欲しいんです。この唄で一番伝えたいことがストレートに書かれたところかも。

そしてラスサビ「何気なく歩いたあの日の道を どうか忘れないで心の隅に オレンジ色の帰り道 君はどれだけ進めた」。

みんなもあると思うんですが、小学生ん時とかに帰る通学路って今となっては、凄い幸せでいい時間だったんだよなって思うんです。何も考えず、友達とかと遊びながら明日もこうやってって思えるああいう時間は本当に大人になってくと少なくなってきて、だからどうか、そういうモノを忘れないでいつまでも心の隅にでも置いといて欲しいし、君はその時間の君からどれだけ変われたかって自分を見つめなおして欲しい、そして、どんな変化であろうと、その日から必死に変わろうと生きてきた自分を褒めてまた進んで欲しいという思いを込めた。オレンジ色の帰り道というのは、その下校の通学路、夕日でオレンジ色になった道の事。その道とは違うかもしれないけど、今日も帰ろう。って感じの唄なんです。はい。以上!

​あ、動画はFLCLのED意識。これもpillows意識。www

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