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Star mover

​この唄の題名を読んで唄を聞いて「星を動かす者」で勘のいい人はピンッ!と来るんじゃないでしょうか。

そうです。OVA「トップをねらえ!2」のラルクの事です。この唄を創ってる時に「トップをねらえ!」を二つとも見たんですがGAINAX好きというのもあったんだと思うんですが本当に感動してもう2のラストのオカエリナサトの瞬間、(´;ω;`)ブワッですよねwwとまあ、ちょっと話が早速逸れましたねすいません。おススメです興味ある方は是非見てみてください。

もしかするとその方がこの唄についても理解しやすいかもですし。

元々この唄はオケの制作の段階で何となく自分をいつも以上に乏すというか貶すみたいな内容にしようとイメージしていて、そのイメージを創ってく中で「もう最低最悪の俺がもしやりたい事こうなりたい姿とかあればどんなかな」って思った時にラルクみたいに星を動かせる位の底力を出せる瞬間を夢見てたりすんじゃないかなと想いこの題になりました。その辺から段々と作詞の形も決まっていきました

オケを創ってる時にイントロやアウトロなどで使われてるシンセのフレーズがあると思うんですがあれが個人的に創った本人が言うのも恥ずかしいんですが好きで「あ、何かいいの出来たな」って。

そのフレーズを起点に創っていったら今まであまり創った事ない感じの何というかEDMみたいな曲調になってました。

よくジャンルとかに関しては解んないっすけど。

まあ良くも悪くもこうやって迷走した挙句、新しい部分が生まれてくるってのは嬉てしかったです。

 

詩の内容について説明していきます。

まずさっきも書いた通り、とにかく自分を攻める自虐的な唄にしたかったので「空をさ 見上げたら 空は僕を見下している様でもうこの星にとり 何よりも必要とされない存在に思えてさ」とか、僕の夢や叶えたいモノはもう誰もが爆笑する様な事とかそういう詩を入れています。

何でそんなに自虐的な唄にしたかったかといいますと一つは、誰もがあんな奴がそんな星を動かすなんて馬鹿でかい事出来る訳ないと思ってるとこに本当にやっちゃったらカッコいいじゃないですか確かマキシマムザホルモンの亮君も歌ってましたよね。「白帯のガリが黒帯のゴリラみたいな厳つい野郎をぶん投げて勝ったらカッコいいだろ」みたいな事。そういう事っす。

後もう一つは、エルレの「space sonic」っていう唄があるんですが、細美さんが歌う唄って結構自虐的なのが多いと思うんです。その中でもこのスペースソニックでは「自分がこの星で一番クズだってさ」って歌ってるんです。どんだけ自分に自信がねえんだって思いますけど何故か自分と重ねた時にそこまでいけばいつも以上に色々がどーでもよくなんなって思って共感できたんです。そうやって歌ってるのが僕はカッコいいなって思えたし俺もそんなモンだって思ってこういう詩を書こうと思いました。

因みに、「星を犯せよ」ってビックに卑猥な歌詞が出てきますけどこれもスペースソニックから頂きました。意味は違うけどね。まああれだよ。やべえ事やらかして人生お先真っ暗確定してる重罪人野郎だったら、もういっその事開き直って何でもやってやろうって。星さえファ●ックしちまえよって感じ。そう大きく解りやすく言ってしまえば

「この星で一番クソな俺ならいっそ何やってもいいだろう。何に挑戦したって抗ったってどうせ誰も見てねえ、見たって笑いの種になるんだったらもういいだろ。何にも出来ない野郎だから何だって出来んだ馬鹿野郎」って唄です。多分。

 

よし。後は歌詞の中でも説明しといた方がいいなって思うとこしていきます。

まずは「ねえ。生きる程に楽しく 生きる程 夢の枷も増えるだけで この世がさ 天国と地獄に挟まれるなら 丁度いい微温湯で」。これは、生きてれば自分が好きなモノとか事とか増えていくけど、それに比例して夢とかやりたい事とかも増えてそれは確かにいいモノかもしれないけど、それと同時に自分にとってどうしても諦めきれない事だから枷という重しになってしまうよねって事。そしてそういう生きながら辛い事もあるから人は生き地獄なんて言葉を作ったけど、でも僕らのいるこの世の空の上に天国ってモノがあるとして、遥か下に地獄って場所があるとして、その二つが冷たい水と熱湯だとしたら、その二つの間にあるこの世は丁度いい微温湯なんじゃないかなって思ったんです。だからちょっと今辛い人は(熱い湯)は冷ますために少し冷たい方へ。逆にやりがいとかやるせなさを感じてる人は(冷たい水)はちょっと熱い方へ行って冒険してみる。そうしてみればっと思った詩です。

次はこいつらについて。

「短い声」=ありがとうとか、おはようおやすみとか、短い挨拶みたいな何気ない一言。

「小さな雨を拭う」=雨は涙の事。それを拭ってくれる人。

「寄り添う熱」=寒い時とか心細い時に温もりを触れて確かめ安心できる存在が居る事。

「使い古しの記憶」=過去を振り返った時に何度思い返しても良かったって思える記憶。

この四つは「本当に欲しいモノ」かもしれない事モノです。

僕の夢とかは何度も言う様に笑っちゃうくらい馬鹿でかいモンだけど、本当に欲しいモノはその陰に隠れてるだけで、あまりにその存在が大きすぎて気づけないだけで些細で身近にある筈の事かもしれないって。でも些細な事なのに持ってなくて。だからそれに気付けた今、それと出会えたらきっと幸せだって感じれんだろうなと思ってこの詩を入れました。

最後は「僕等は星になる為に戦うんじゃない お目出度くも無いのに火を消すなんてさ」

これはよく死んだ人は星になるなんて言いますけど別に星になる為に戦って死ぬ訳じゃないでしょう。別の理由があるでしょう。そこは履き違えちゃダメなんです。死を美化して意味なく死ぬなんて、まだ何も成し遂げてないのに、お目出度い祝えるような事もしてないのに馬鹿馬鹿しいだろうって思って書きました。火は命の事とでも思ってくれていいし、もう一つの意味として祝い事でケーキにロウソク立てて消すでしょう。それにはまだ早いんじゃないかって思いも込めてます。後、トップをねらえ!2でラルクが星(雷王星)を動かした後、ノノと話してる時に死を美化して死のうとしてましたよね。そこの場面をイメージして書いたし、もっと言うなら火はトップをねらえ!お馴染みにあれです。まだ炎になれてないって事です。そんな感じ。

長くなりましたが大体そんな感じです。

あ、今回のイラストはアスノギアさんから。いい絵。

また今後、機会があったら宜しくしたいなあ。ありがとうございました。

​では。

【追記】

・「第三回Cevio投稿祭」参加作品です。

・投稿日は、急遽予定変更して「01/23 19:20」に投稿しました。

理由は、椎名もたさんの「Q」という作品がその日その時間にあげられてると知って丁度いいし真似ようと思ってそうしました。

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